>> 2005     January
      Atelier Hana

 

2004.1.25

製作に手がつかない。焦った気持ちになる。
結局、掃除できなかった、おいしい料理にできなかった、というのもイライラするものだけど
今日、製作できなかった、という焦燥感と敗北感ほどではない、ということに気づく。
となると優先順位を変えなければならない。
1、育児。
2、製作。
3、HP作成。
4、家事。
そうして多分この順序で行くと家はすこぶる散らかった状態になる。
それに耐えるしかない、というより慣れるしかない。。。

家事や育児について考えたり書いたりするならいくらでもできるが、
絵をやるにはそんなことをしている時間は、ない。
今日はアートショップを少し作り、エッセイを久しぶりに書いて、
水彩画のギャラリーを作りかけた。・・・けっこう頑張っている。

PH_2005_0124LIKE_A_SEZANNE.JPG - 73,679BYTES

セザンヌのように色をおく。
絵が呼吸している気がする。
完成度を追求するあまり塗りこめていくと絵が死んでしまうので
なぜか未完成のこのときの彫刻的な画面に心が動かされる。
ある一筆が「あの」陽光の下の揺らぎを、風を
急に思い出させる。

2005.1.22

一度は完成したバラの絵を仕上げる。
そして去年、下描きをしていたF3にとりかかる。
セザンヌのように色をおいていく。
わずか30分ほどの時間だけれども神経の集中、製作に没頭するときの覚醒は
時間を容易に超えていく。いつもはじめてそのときにそれを思い出す。

混色をキャンヴァスにメモしながら進めることにする。いつも混色に悩むから。
油はポピーオイルのみを使うことにした。臭いもほとんどなく、健康に害がないから。
乾きにくさは否めない。ルソルバンを愛用していた頃は乾いた上から薄く塗り重ねていた。
筆も頻繁に洗う、そのためクリーナーの揮発成分でかなり喉が痛くなった。

速乾の油を使いたいが今は子供がいるのでこうした健康に害のないものを
選ぶようにしている。絵具も無害のものを使用している。
技術が発達して絵具の制限もほとんど問題にならないように思う。
クリーナーのバケツは玄関の外の、子供の手の届かないところに置いて、
製作が終了したらまとめて筆を洗う。冬は寒くて仕方ないけれど子供のためを思うと。
クリーナーや油には無臭のものも出てきたけれども揮発には変わりない。
安全のためガスに臭いをつけてあるように、臭いはあるほうが良いかもしれない。

PH_2005_0114 01SEISAKU.JPG - 80,775BYTES

14日。下描き。下塗りは去年していたもの。
バラは、混色の表を作った残りの絵具。木炭で。

2005.1.14
一歳近くなると目が離せない上に、昼寝も短くなる。相手をしてやったり
散らかしたものを片付けたりで製作時間もなくなってくる。
今年20枚描くのは無理かなあ。日展も難しい気がする。
10月締め切りなら8月には描きおえておくつもりでなければ。。。
ということは今から描くという事?・・・・・。

とにかくわずかな時間で小品の下書き。そしてHPギャラリーの工事。


2005.1.12
朝寝してしまったときは、ほんとうに溜息してしまう。昔から苦手。
で、ラジオ目覚ましで早朝のNHK「朝のバロック」をごくかすかな音量で聞きながら目覚めるのが
独身時代の習慣だった。けど結婚してからは「うるさい」ということで
その習慣は消滅してしまった。
とにかく目覚ましがもう一個ひつよう。
わが子よ、パソコン中にキーボードをさわ1る0でない。←こんなことになる。。。

OIL_050108_ROSEBUBUN.JPG - 68,174BYTES

グレーズをかける。背景も塗り替え。
葉や部分の処理をすると完成。

2005.1.10
主婦は休日が一番忙しい。今日は夫が休日出勤。でも時間はなかなかとれない。
赤系の色を安いキャンヴァスに置いて色を確認できるようにした。
アリザリンクリムソン、クリムソンレーキ、ペリレンレッド、インディアンレッド、
ライトレッド、それぞれにバーミリオンやホワイトを混色。

2005.1.8

アトリエに灯りをつけて。家事育児のほんのわずかな時間を仕事にするというのは
思いのほか難しい。段取りしておくのがコツ。
思うように描けていなかったバラの絵に再度取り組む。
オレンジ色系で背景としっくりこないバラにローズマダーでグレーズをかける。
いわゆる「おつゆ描き」で薄塗りをする。かなりよくなる。
そして天気がいいので高速でデジカメ撮影をまとめてする。

2005.1.7

  

 

今年も製作に励もうと思います、ところがわが子が1歳にもなろうかというと
実際、目がはなせないとはこのことか、と。経験しないとわからない。
休暇中には絵は描かなかったけれど、夫の実家のガーデンを施工した。
というほどたいそうなことではないけれども
デザインした庭を実現すべく木を植えた。3本の木と10以上の苗と
球根類を植えた。そういうわけで「おせち」は何一つ作らなかった。



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