>2007 January 画家日誌 油絵ギャラリー  
    Atelier Hana

 
 
20067.1.29  
  1月は展覧会を見に行っただけで終わる。
あとポストカードに春の山やらをパステルで何枚か描いたくらい。

カワイイ笑顔でカワイイ声をしていても
成長してギャング小学生から無口な中高生になっていくのだ。
今のうちにビデオや写真をどんどん撮らなきゃ。
うちは夫が写真を一切とってくれないので
私と息子の一緒の写真がほとんどないというのが大問題なので
それを撮らなきゃいけない。というのが、
今やっておかなきゃいけない一番の大仕事。
2・3月はお天気許す限りこれを優先すること。ついでに作品の撮影も。

追記;2歳〜3歳ってカメラに興味シンシンでカメラをつかまえにきたりして
母子二人だけだと、意外と写真をとれない。。。
 

oil_1994abstract_orenge.jpg
大昔の作品。わりとカワイイかも。

 

 

2007.1.23 

 

  ミヤ・イツキさんの作品を最初に目にしたのは新聞の家庭欄のイラストだったと思う。
損保ジャパン美術館で海外に派遣された作家群の展覧会があったので
子供と西新宿まで出かける気になったのも、新聞に紹介された彼女の作品「オリーブ」を
間近に見たいと思ったから。
けれどももうすぐ3歳にという年では絵画鑑賞などまずできない。
監視員のはらはらするような目線を受けながらお目当ての作品を探して進む、
とつぜん手を振り払って子供が駆けっていくその先にあるのは!
なんと!!ホンモノそっくりのリンゴてんこ盛りの写実画が!!!

すんでのところで引き止めたがあとはとにかくお目当ての絵まで直行して
1分も眺めないで会場を後に。リンゴなら買ってあげるからネ、
なんならイチゴも買ってあげよう、などとなだめすかしながら。

前にもこんなことがあったものな〜(汗)・・・
子供は写実画以外には興味がない様子。そんなものなのかも。

ミヤ・イツキさんは日本画で岩絵具を使用して麻紙に描いた作品だった。
麻紙なんて初めて聞いた。しかしその素朴な質感と色彩が
絵画の素朴な感覚とあいまってなんともいえない味わいをもった作品に仕上がっている。
素材は日本画かもしれないけど、テーマも線もむしろ洋画の洒落た雰囲気をもっていて
私は一気に岩絵具の魅力につかれた、
しかも油絵とちがって準備や片付けに手間がかからないという。
揮発性の溶剤の処置に頭を悩ませることもないというのは大きいかも。
しかし画面の保護には細心の注意が必要なんだろうなあと思う。

「オリーブ」の表現には、何か私が目指す世界と重なる部分があって
共感のようなものを感じたから。オリーブは人によってこんなに表現が違うのかと。
垣間見える空色の空間など、私が描きたいものと重なっていて
触発されまた描きたいと思い、またイツキさんの新しい絵をもっと見たいと思った。
絵画や芸術の喜びというものを再び見つけることが出来てよかった。


2007.1.12

絵画のお求めはARTSHOP HANA 

  今年は少し自分の時間ができる。
けれども子供の教育にお金がかかり始める節目でもあり、
これを全く考えないでいられるわけではないだろう・・・。
5月くらいまでは子供に引き回される予定。
まるで土佐犬を腰に結わえて家事をしている状態。そして、食べる食べる。
幼稚園に入れば朝の時間と弁当が待ち構えているはず。

長い休暇も忙中閑ありで、モチーフとしたいものを見つけたりした。
これを心の中で熟成することはできる。
描きたいという「餓え」があるというのは貴重なことだと思う。

 

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