>20065May 画家日誌 油絵ギャラリー
Atelier Hana
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2006.5.31 | |
天気がいい日は逃さず撮影。家事では洗濯。 昨日は自転車に子供を乗せて遠出もしたのに午後から 絵を2点仕上げた。「ローレルの丘」は「月桂樹の丘」とタイトル変更。 もう一つは偶発的に出来上がった作品「静かなる午後」。 完成させるというのは本当にセンスのいることだと思う。 私は完成するという能力が欠けているのかも。←致命的? ネットで、ひさびさに「なかだえり」さんのHPに行ってみる。 なんだか、いわさきちひろに通じるものがあると思う。 なかだえりさんのHPのTOPはとてもシンプルで白い。 ああ、これは雪の中にぽたっと落ちた椿の花のようなかんじだ。 岩手の雪のある景色に育ったひとと、南国で育った人とでは 感性も違ってくるものだと思う。 ネットで絵を販売しているひとにユウジ・ヒガという人があって このひとは沖縄に根を下ろしているひとで絵も風土を感じるものです。 オモシロ・キモチワルイというか。ちっともイヤなかんじがしないのです。 瀬戸内に育った私の絵は、そういうわけで見てのとおりです。 文部科学省から賞を受けた画家が大量に盗作か?との騒動。 どんなに絵が上手くてもあんなのはイケナイと誰だって思う。 でも絵の世界のドロドロという意味では、今回のは氷山の一角かも。 実は昔、私は公募した小説のシチュエーションや一文を ある審査員の作家にまるまる盗用された。 それ以来、苦心してひねり出した文章は公募にもネットにも出さないことに決めた。 いーかげんな文章ばかり書く。 対して絵というのは盗作というのが解りやすくていい。 それにしても渦中の画家の心境がまるで解らない。 画家だったら「ヤツなんかと一緒にされてタマルカ」のような そういうプライドがあるとおもうんだけども・・・。 | |
2006.5.25 |
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ダビンチ・コード流行のこのごろでテレビでもダビンチの特集。 番組の中で「モナリザ」の絵の背景に出てくるのは実在風景というので それを追跡してた。まさに実在の場所には、 忽然と現われたる岩山郡。 私もおおっ、と思った。 岩山は宗教的な場面に多く描かれるという分析だが 私は違うと思う。 画家が岩山に魅了され、描かれた絵が需要として宗教画であったと そういうことではないか? ギュスターヴ・モローの絵も宗教かというとギリシャ神話が宗教ならそうかも。 しかし違う気がする、 ダリの岩山、セザンヌの岩山なんていうのもあるわけで むしろモナリザの背景は、東洋の山水画なんじゃないか?とか。 岩山というのは、それを見たら描きたくなってしまう魔力を持っている。 ドラマチックな魅力をもっている。 | |
2006.5.23 |
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子供を50回も寝かしつけた。(比喩) | |
2006.5.22 |
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ギリシアなんて題をつけるからには行ったことがあるのかというと 行ったことはない。フランスにだってイタリアだってギリシャだって 行ってみたいものだけれども。 行けないから想像で描く。 絵を描くのに想像力が大切だとさんざん子供に教えて 大人になって想像で描くとイケナイかのように言われるのは納得いかない。 大人だって想像で描いていいということになれば 人々はもっと絵を描きたくなるだろうし絵を見るのが楽しくなる気がする。 そして想像で描いたギリシャやパリだって どうして芸術でないといえるだろう? 世界が急速に狭く平板で先行き不透明で閉塞しているなかで そして美術・芸術もがそのなかで喘いでいるなかで かろうじて人間性の理想の息吹をとりもどせる鍵は それだと思う、 私自身が窒息し掛けながらなんとか縋っているものでもある。 多分現実のギリシアというようなものでなくて 理想郷としてのギリシアらしきものを、私は描いた。 | |
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2005.5.15 |
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実験的作品のうち、どうにもガマンできないほうを 思い切って塗りつぶす。そして塗りつぶしたところから僅かに覗く 過去の空をもってイメージを膨らませ 一気にそれを描き上げていった。 それが上の仮題「ギリシア」。 テラサカタダオ氏の絵に似てきた。氏の絵は好きなのだが 自らそれをキャンヴァスに実現できるとは思わなかった。 10時間もかかったであろう実験的試みはこうして約5分で 劇的な変化と進化を遂げた。。。。? | |
2006.5.10 |
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連休の疲れが出たかなー。あちこち不調。
休暇の地から帰ってきて改めてわが作品を見て あーあ、と溜息。ダメダ。 実験的作品は塗りつぶされる運命となるだろう。 瀬戸内の初夏は、初夏というか30度を超える真夏日が2日もあったのだが コントラストが強すぎてハイライトと影だけの世界だったような気もする。 海を見る機会もなかった。 お寺参りをする用があって一同で山の上までぐるぐると登ったら すがすがしい景色が眼下に広がっていたのが、美しかった。 東京に帰ってきたら、わさわさと、緑が湧き上がり覆いかかってくる、 武蔵野の緑は深く限りなく旺盛で、あらためて驚く。 |
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