>2006 2 February
    Atelier Hana

 
 
2006.2.28  
  ものすごく寒い。季節は逆戻り。日中も暗く憂鬱な室内。
でももうこんな日もいつまでも続くわけではない!と
思い切って部屋という部屋の明かりを全部点けて
明るくするとなんだか気力が湧いてきた。
「季節性うつ」に立ち向かうには薬以外にこんな方法もあったのだなあ。

技法の本で学んだことを試すべく
下描きしていたキャンヴァス3枚に背景やおおまかなマッスをのせたり。
しかしやっぱり油が乾くには気温が低い。
子供が起きても描いていく。でもやはりかなりまとわりつくので
中断することに。

仕事第一、次に子供の相手、家事の順にするつもりが
いつのまにか家事と子供を完璧にしないと描いてはいけないというふうに
逆戻りしてしまっていた。
それでイライラが増幅していたことに気づく。
わかっていても、放っていたらすぐにそうなってしまう。
流れたら元に戻ろう。

 pos_20060222olive-komichi.jpg
最新作「オリーブの小道」

2006.2.27 

ケータイというものを初めて所有する。
子供が幼稚園に入るまでにマスターするべきだと思ったから。
さすがに。もし社会復帰するにしても必需品だし。

メールの打ち方が判るか、設定は?と心配もあったけど
なんとなくできてしまう。細かい設定はマニュアルを頼むにしても
基本的にはデジタル家電やPCの変形なのだし
使いやすいようにできている。
問題は通信料。田舎で駐車場を契約するくらいの金額が要る訳で。
家計のいろんな部分を抜本的に変える必要が出てきた。
多分新聞を止めるとか宅配サービスを休止するとか。
車がないのでそのあたりは削りようがない。
あとは収入を増やすしか。

子供が2人以上いて車も携帯も持って幼稚園に行かせて習い事させたら
それは誰も絵など買う余裕はない気がしてくる。
それに介護がついてきた日には。。。。

トリノ・オリンピックではただ一人フィギュアスケートで荒川静香が金メダル。
トゥーランドットは大好きな曲。そして素晴らしい舞。
よく、ほんとうに頑張ったと思う、そこに至る道のりにおいて。
唯一の道を決めてあとはすべてわき見もせずいけるひとは
それだけでも才能なのかも。
スポットライトを浴びるまで、惨めな時や見捨てられた気持ちに
だれしもなるものだろうと思う。それも乗り越えて。

アタマでは解っていても実行は至難の技だ。。。 
私はできることをするだけ。
引き続き混色の技法の勉強。
2月・3月というは情緒不安定で辛い。。。

 

2006.2.23
 

子供が寝る前に痒がってぐずるのでそれが最も辛い。
お昼寝するまで30〜40分、夜寝る前に30〜1時間以上もかかるときも。
その日口にしたものが原因という場合が多いし、冬場は特に乾燥で辛いらしい。
それでもまだアトピー症状としては軽いものなのだ、重症の人の苦しみは
並大抵ではないと思う。国は自己責任だという。・・・そ、そんなバカな。

混色の技法の本に出てくる絵具は日本に存在しない絵具がでてきて
ややこしいのにもっていって、翻訳がやたら難しい。
しかし読書百辺というので枕元において読み返している。
技法の本どりに練習していくことにしようと思う。
本を読んでいると無理やり閉じさせようとする子供。はあ。
そんなことの繰り返し。

技法の本にカドミウムイエローだのカドミウムレッドだのを絶賛している。
けれども基本的に有害性の高い絵具を使わないようにしている私は
立ちすくんでしまう。(バーミリオンだけは外せないけれども。)
美しいリンゴやオレンジの絵がカドミウム入りだなんて。

昨日は天気がよくてポストカードを撮影。加工編集してUP。
子供の手がかかるのも今年がピークだろうな。
できたことを褒めるようにしよう!私も子供も!

 

ph_20051026kenaf 001.jpg 
これは去年の10月ごろ。
ケナフはずいぶん成長がおそく
急に8・9月に大きくなり10・11月花が次々咲いた。

2006.2.21

 

  とにかく子供の成長は一時期に集中するかのよう。
夜泣きも指しゃぶりもない元気印というだけで育てやすいはずが
想定外に元気でぶーんぶーん振り回される日々。
冷たい雨の降る日に一日家に閉じ込められようものなら
片付けても片付けても・・・という状態。

水彩ポストカード作品は針金レールに干されたまま撮影を待っている。
天候不順で撮影順延ばかり。
2wも前に買った新しい絵の具をやっと自前のカラーチャートに乗っけてみる。
ブルーコンポーズはホルベインを使っていてナンカオカシイ、キニイラナイ
マツダの外国製コンポーゼNo2、ああ、これだ!
美しいスーパーモーヴも手に入れた。
これまでなんと貧相な絵具で描いていたことだろう、と我ながら呆れてしまう。

そこらにあった混色の技法の本と目が合って開く。
時に基本に戻らねば。しかしその本の目指す世界と
現代のアートの潮流は全く方向が逆になっている。
そしていつも混乱して立ちすくんでしまう。
そんなときに自分のスケッチや文章による描写の中に
回帰するしかないのだろうと思う。

なにもかも捗らず気ばかり焦る日々で
子供の成長と、窓際の苗床の草花の芽生えだけが
すこぶる順調というところ。
子供にヨットを作った。発泡スチロールをカッターで削って
ケナフの枝でマストを組んで厚手のビニールで帆を張った。
船底にオモリをつける予定。お風呂で遊ぶ。

2006.2.8  
  寒さと暖かさがめまぐるしく入れ替わっている。
季節の変わり目は精神的につらいときが多い。
でも、よく考えてみると魚も鳥も獣も冬は活性がよくないと決まっている。

ここ数日強烈に寒いときはもう家の中から不用物を追い出す作業をする。
今日は暖かいので子供を自転車に乗せてホームセンターに買い物。
ベランダガーデンを再開しようと。
ガーデニングをしたい割にはベランダに鉢植えが少ないというのも
ガマンしすぎだった。植物は田舎に移植したのやら。
球根も増える予定がだんだん小さくなってもやしのような芽が出るだけで。
2、3年に1度は引越ししてるんだから仕方ないか。

南東向きのベランダは夏はかんかん、冬は早く日陰になるという
ある意味過酷な環境。だから多肉植物が流行るわけだけど
私はパス。やっぱりそよぐ緑がほしい。
今あるのはオリーブ・マンザニロ。宿根のサルビア。ヘデラ。
ワイヤープランツ。球根はどれも葉っぱしかでないシラーと水仙。
仮死状態のシクラメン。年末にすべての実を子供にむしられた
ヒイラギ・ホーリー。
そよぐ緑には遠い。。。。

今日は素焼きの鉢にビニールを内に敷いて乾燥を抑えるやら
つる植物を絡ませるためのメッシュを取り付けたり(リサイクル品)
そうそう、去年はケナフを育てた。その乾燥させた茎を切りそろえて
きれいに束ねたり。(何に使うか不明)

不用品の撤去処分作業に疲れたら、そんなことをして息抜きをする。
それが寒い時期の過ごし方、ということにしようと思う。
暖かくなったら絵に取り組めるように。


 

 

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