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 2004     
10 October
  
         Atelier Hana

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「バラ」2003
もう一つのバラのほうが気に入っている。
花びんは白いほうがいいかもしれない。

2004.10.29

昨日はマチス展を見た。
マチスの代表的なあの作品、そう、美しいブルーの模様のある壁紙の部屋に
堂々たる女性が立てひざで遠くをながめるあの絵が、ガラスもはめないで
手の届くようなところにあるのが信じられない。
絵は大きくはない。それにもまた驚く。現在の日本の公募展の巨大さに
いささか辟易してもいたので新鮮だった。
モチーフにも私の求めるもののヒントがたくさんあった。窓。海。
切り絵の部で一番目を引いたのが鳩の飛び交うグリーンとブルーの作品。
まるで海草のような縁取りがリズミカルで美しい。2作品の一つは空で一つは海中だと
私は勝手に思う。
踊る線。息づく色。華麗な作品群に魅了された。

混雑の中をベビーカーを押しての鑑賞。
人のまばらな空間をみつけてはそこにベビーカーをおしていって
よく見たいときはちょっとだけ離れて絵に近づく。その価値はあった。
今度からは美術館にオペラグラスを持っていくことにしようと思う。

ラッキーなことにチケット売り場で親切な奥様にチケットを譲りましょうといわれ
ただで見ることが出来た。
新潟地震に救援物資を送ったので天の恵みがあったのかもしれない。


2004.10.25

10.23土曜日にマチス展を国立西洋美術館に見に行こうと、夫とベビーカーのわが子と
中央線にホームにたどり着いたところ、事故のため電車は満員。
次の電車を待ったらこれも満員。仕方ないので立川方面にわたって立川の世界堂あたりに
行くつもりが、グランデュオに行って雑貨を買い込む。
どちらにしてもけちすぎる生活と縁を切るべく、おしゃれな雑貨で生活を彩るように
してもいいころかもしれない。アーチストらしい空間に一歩近づいた。
そして帰ってほどなく大きな地震があり、ひさびさに震えてしまった。
阪神大震災を思い出してしまった。(被害にあわれたかたにお見舞い申し上げます。)

今日、北千住の画家のおじゃらさんのページからアクセスがあって驚き。
みてみるとアートなお友達としてリンクしていただいている。とっても感激!

ここ2、3日何か疲れがでて仕事が出来なかった。
画材屋さんから届いた高級水彩紙に2、3絵を描いて感激。
新しい図案で、むしろイラストというべきかも。イラストを描いたつもりではないのだけど。
ものすごくおしゃれな雰囲気。今日は写真をとってないので
またUPします。ポストカード本格的にSHOPに載せようかと考えています。

2004.10.22

メーカーHPの座椅子はいかにも老人向けのような微妙な色の座面だった。
それはいやなので問い合わせるとホワイトデニムで張り替えてもらえるというので
頼んでおいた。
届いた椅子は頑丈で色も申し分なかった。ばね仕掛けなので電気代も不用。
多少軋み音などあったり、座るときのコツもあるけれどもおおむね満足。

けれども赤ちゃんを抱きかかえて座が降りるのはよいとして、
床に寝かせるために身をかがめると座が浮き上がって不可能。
仕方がないので肘掛の下に本棚の板をはさんで止めるようにして使用しながら
メーカーに任意の場所で座が止まるアイデアがないか聞いたところ
改良の申し出があったので送った。送料はかかったけれども
先方から改良品を送ってもらうときは元払いだった。しかも改良は無料。
下が改良後の写真。

使用開始からすぐに効果があらわれ、3日くらいで立ち上がるのに苦痛でなくなった。
2週間もしているとうそのように膝が楽になり、
「治った」と思って椅子を使わないで抱き上げたりをしてしまったときは
やはり後で再発することもわかったので
椅子を使うのを習慣にして、正解。
今でも椅子を使うようにしています。
(膝を痛めると家事が滞りたちまち影響がでるので、絵を描くことどころではなくなるのです)

価格はスプリングの負荷が赤ちゃんをあわせた体重の仕様で頼んだので
税込み4万円弱だったのだけど、これで生活全体の悩みを解決できるというのでは
高くなかった。体調が悪くて家事が停滞し、悪感情に囚われたらたまらないから。

座椅子のメーカーさんは中居木工さん。家具で有名な府中(広島の)の会社。
HPで「椅子が出来上がるまで」が紹介してあって、一見の価値はあり。

ZAISU2004.8.29 002_009.JPG - 15,836BYTES

座椅子。「ひとり立ち」というネームがついている。
足腰の弱っている老人向けだった。
木材とスプリングと座だけのシンプルな構造。
最初は腰を下ろして座面が下がった位置でとめておけなかった。
こちらから要望したところ、
メーカーが改良してくれた。
(写真の座面の横のあたりの2個づつついているピンがそれ)

2004.10.21
わが子がはいはいをはじめて10日くらいになった。
日に日に発達するのでもう何年もはいはいしていたような気さえする。
体重もかなり重たい。でも抱き上げるのが楽になったので以前ほど苦労はしない。
首もすわらず、おすわりもできなかったころは
カーペットから抱き上げるのがつらくて膝に負担がかかり
ついには家具につかまらねば立ち上がれなくなった。
膝が痛くて赤ちゃんの世話も家事も苦痛のきわみになっていった。

そもそも妊娠後期から膝が痛かった。
お腹をかかえてコタツから立ったり座ったりが負担だったのだと思う。
出産後少しは楽になったけれど
赤ちゃんが成長するにしたがって重くなり。
整形外科で注射するとかヒアルロン酸がいいとかリュウマチ体操だとか
シップをはるだとか、いろいろ調べてみたけれども
車のない生活で赤ちゃん連れで整形外科も遠く、
リュウマチ体操はしてみたけれども体操が大嫌いなので続かず
シップは有り余っていたものを全て使い果たしたけど効果なく。
市の保健士さんに聞いたらとにかく膝の負担を軽くするように、
立つときはゆっくりと、と。・・・・ゆっくりとしていられないからこうなる。

そして、考えた末、床から持ち上がる椅子があればよいということになり。
そうすると介護の関係にちがいない。
探すと出てくるものの、数十万円する。とてもではない。
諦めず徹底的に探すとたったひとつ、2万円弱で手に入る座椅子を発見。
さっそくアクセスする。小さな木工会社で作っている座椅子で、特許申請中という。
すでに立ち上がれず、日常生活に支障をきたしていたので
ホームヘルパーを雇うつもりで購入することにしたのだった。(つづく)


2004.10.17
北千住で活躍されるおじゃらさんという画家のHPをよく訪れる。
彼女のHPを参考にして私はHPを立ち上げた。
(許可というか問題ないですということだったので。)
彼女は独特のフォルムを描き出す。油絵も厚くふんだんな使い方で力強い。
ミロやマチスの系譜であるけれども彼女はピカソをとても尊敬しているようだった。

私は何の系譜になるのだろう。ふと考えてみるとよくわからない。
下のバラなどはフランドル画家の花を意識しているのでそういうかんじでもあるし。
マチスを意識した絵もある。バルコニーの絵などがそう。
安定した作風にしなければと思うけれども、それは数を描くうちにできてくるのだろう。

絵を売る、ということについてはおじゃらさんは腕前を発揮して結果をだしている。
彼女のHPでそのへんのことを勉強させてもらっている、けれども
頭でわかるのと本当に売れるのとでは雲泥の差があるのはわかっている。

絵を買えるのか、インテリアとして飾れるのかというのがポイントという指摘も。
私の絵はきれいなので飾れないことはないと思う。
ただ、古典的な画風なので今風な雑貨感覚では置けないのだろうか。

絵を飾るスペースの演出というものに人々は困っているのかもしれない。
ちょっとその部分も研究してみようかと思う。






 

2004.10.15
長い秋雨が上がって束の間のいい天気。かねてから予定の油絵の作品をまとめて撮影。
額縁から、部屋のすみから引っ張り出して久々に日の目を見る作品は
アラが多くて溜息が出てしまうけれども、つぶして上から描く誘惑に勝つ。
昔のものは技術はなっていないけれど何かがある。本質に迫ろうとした軌跡と
めざしたものが荒いタッチの中に現れていたりする。
そういうのを忘れかけていたときにそれを見ることではっとすることがある。
だからあえて残しておこうと思う。


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2004.10.5

  

 

昨日から絵をもっと描くために、むしろ線画に色をつけるためにダイニングに水彩を
一式はこんできて描いている。筆を洗う水とコーヒーを間違えて飲みそうになる。
ポストカードにバラの絵を描いている。バラのスケッチはかなり描いたと思うけど
このあたりで単純化したものを試みる。4枚描いたうちの一つがこれ。
主にイングリッシュローズやオールドローズを描こうと思うけど写真しかない。
戸外で観察した記憶と写真とをフルに使って描くしかないので、できれば実物を
手に入れたいものだけれど。

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