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LIFE WITH  YOUR COLLECTION OF OILPAINTS

絵を飾るテクニック

絵を飾りたいけど飾れない。気に入った絵があるけど大きすぎて飾れないので買わない。
壁がコンクリートなので、家が純和風なので・・・など、
油絵の飾れないという方のために
絵を飾る方法を研究していこうというのがこのページ。

ネットでしらべて見つけた絵の飾り方や雑誌に見かけたアイデア、
自分が描いた絵を飾っている方法まで
さまざまにとりあげていこうと思います。

油絵の・・・とタイトルしているのですが
研究途上なのでポストカード水彩画なんかの飾り方についても書いてますので
そこのところはよろしく。。。

   
自作の額縁第一号(試作)2006.11  シャビーシックだよ・・・
 

 ph_061114gaku_white_yoko.jpg

  試作というより模型の範疇。材料は身近なあの白い厚紙と
ふわふわかるーんという紙粘土。そして巻いた新聞紙・ワイヤー。串。
この紙粘土は燃やしても有害物質が出なくて水に浮くほど軽いらしい。
出来上がった額縁+F3キャンバスでたったの350g。


モネの家  
  NHKの名曲アルバムの番組の中にでてきたモネの家。
そこは黄色い美しい室内の四方の壁に
長い棒状の板を横に3段延べてとりつけてある。
そこに絵が何枚もかかっているという状態。
応接室兼ギャラリーということだろうか。
わたしも応接室兼ギャラリーを作るとき取り入れよう。
今時の鉄筋マンションでは不可能な造作ともいえる。
マンションはコンクリートの箱で、便利を極めて今日に至っているが
精神の豊かさを全く考えていないという点で
ものすごく影響が大きい。
額縁の上に額縁  
  床に立てかけた大きな額縁入りの絵の上の辺に、小さめの額縁入りの絵を重ね置き。
三岸節子伝記の写真のなかにあった風景。
コレクターになると応接の真ん中に一つだけ鎮座という置きかたを
諦めなければならない、というか卒業するべし。
そうして絵をたくさん置き、置けなくなったら
そしてさらに絵を購入できそうなお金持ちになれたら
マンションの一室を借りてそこに倉庫として保管するという。
これは中国のコレクターの番組を見たときだったかな?
でも重ね置きは地震の多い昨今、かなりアブナイ。
ガラスの入ってない状態なら△。
そっか。大きな絵と小さい絵をこういう状態で置けるような支えをつくればいい。
いつか作るつもり。
はがれてしまった
発泡スチロールの額縁(?)で、壁に両面テープで貼っていたのは
夏の暑さには弱いということが判った。テープの接着がやわらかーくなって
剥がれてしまう。そして剥がれたところに跡が!
退去するときに考えるよ。
粘土の額縁

エンドウアキコさんのHPで、彼女がガラス絵を描いてその額縁を粘土で作っているのを
おもしろいなと思った。そこでひらめいた。紙粘土なら軽くて手軽でオリジナルな額縁が
出来るんじゃないかと。でも紙粘土は着色が難しくて、上にニスを塗っても
チープな印象になるんじゃないかと。(小学生の頃の工作以来で当時の事情しかしらない)
紙粘土も極めればイイ感じになるとおもうけど、研究の余地あり。

発泡スチロール、だけ。

ポストカードの飾り方。

発砲スチロールの板を用意します。大き目のほうがいいかも。
裏に両面テープを張り、壁に貼り付けます。
もう、それだけでモダンアート。なぜなら使った板は歪んだ台形だから。

で、ポストカードにセロテープのあとが残らないように、破損しないように
ポリエチレンのケースに入れ、裏に両面テープを貼って
さきほどの発泡スチロールの板に貼り付けてできあがり。
上からライトで照らすと立体感が額縁らしさを演出する。
地震が来たって転勤の辞令があったってへっちゃら。

表面がつるつるに加工された発泡スチロールで、色がついてたら
またおもしろい額になるかもしれない。


KAZARU041121 001_009.JPG - 17,292BYTES

発泡スチロールだけでこんな空間。
板目に幾何学な模様があってそれがおもしろい。

ポストカードや印刷ならこれでOK
油絵に応用できる??

アクリル板を適当な大きさで用意して周囲(縁の部分)に紙テープを両面テープで
貼り付けます。次にポストカード、印刷された絵などを真ん中にセットして、
その絵の裏に同じ大きさの板状の発泡スチロールを貼り付けます。
最後にアクリル板と同じかやや小さい板(マットになる部分)で裏から蓋をするように
とめます。
適当に厚みがあって手軽な額縁になります。(と紹介してあった)
アクリル板より軽い素材なら強力両面テープだけで壁にとまってしまう。

でも油絵では・・・うーん、応用の余地はありそう。
F3くらいまでなら額縁+絵の重みは、強力両面テープでなんとかなるかも。
発泡スチロールの素材の額縁っていうなら可能かも。
中国にそういうメーカーがあるらしいけど詳細が解らない。
要はハリウッド映画のセットのような「はりぼて」というかんじだろうか。
アーチストなら自分で作れそうな気がしてきた、まじめに。

KAZARU041121 002_009.JPG - 19,068BYTES
諦めていたコンクリート部分のスペースが
絵によって生きてきた。
これはポストカードを発泡スチロールに貼り付けたもの。

王道=ピクチャーレール
天井部分に取り付けてワイヤーで吊るす方法。
ギャラリーでおなじみ。ただし自分でできるかどうかは微妙。
ドリルと、天井に穴を開ける勇気が必要。

このあいだ世界堂(画材センター)に行ったらコーナーにレールサッシというのが
展示してあった。価格は3000円台から5000円台。

絵を掛ける壁をつくってしまう
これはガーデニング用のラティスを使う方法。
家具の後ろに挟むようにしてラティスをとめる。
あるいは壁際の天井からつるす。そしてそこにフックなどで絵を掛ける。
これは北千住のおじゃらさんのアトリエの写真にあった。
でもコンクリート壁では難しいかなあ。下の柱を組み合わせればOKかも。
絵を掛ける柱をつくってしまう

これはある写真家さんのHPで見かけた。
ホームセンターで天井まで届くくらいの板材を買ってきてそれを壁紙で巻いてしまう。
そしてその板を床と天井の間に固定して、そこにあまり重くない小さな額を
バランスよく縦に配置して飾るという方法。
もちろん、重い額でもこの板の取り付けようによってはOKでしょう。
(ただし板自体をどう固定するかが問題)
このときも固定ガムを何個も使うと強力にくっつくと思うけど。
あと、板を重たい家具のうしろに挟んで固定するという方法もある。

絵が大きい!

背丈ほどの大きい絵を個人で持っていて1Kのマンションに住んでいるというひとは
滅多にいないと思います。
けれども1Kでそういう絵をもつことが不可能かといえばそうでもないはず。
逆に発想をかえれば、大きな絵を1枚、壁際におくことでありふれた1Kが
変身する場合だってありうる。
壁に絵を描いてもらった気分で、床から壁に絵をたてかける。

もちろん絵が倒れてこないようにここでも固定ガムが登場する。
ただし国宝級の高価な絵をこんな飾り方で鑑賞するのはよしましょう。

あるいは2つの家具でもって両側を支えるようにして絵を立てかける。
二つの家具の間にダイナミックでアートな世界が広がり、
狭い退屈な四角い箱であることを忘れるはず。

もちろんこのアイデアにはいくつかの実例をみてひらめいたものです。

ある住居では黄色いソファーの後ろの壁一面の大きな絵が同系色で飾ってあった。

ある雑誌で見た住居では、アーチストのアトリエの大きな作業テーブルの向こう側の壁に
大きな作品が掲げられていて部屋全体にあるイメージをつくりだしていた。



KAZARU_041017_HONDANA.JPG - 28,906BYTES

家具の上が絵画のスペース

部屋が狭くて壁がコンクリート!

狭いのでイーゼルを立てるスペースすらない、という場合。
家具の上がアートスペース。といってもそこには普段使う小物類がひしめいている。
ヨーロッパでは家具の上の壁面に絵を飾っていたりするけれども
例によってコンクリート。あるいは賃貸で穴をあけられない。

そんなときは思い切って小物をとりはらいます。
そうしてすっきりとしたスペースが出来上がると
おもむろにそこに額入りの絵を立てかけて見ましょう。
もはや絵の前に雑然と小物をおく気にはなれないはずです。

そして絵の裏側で壁に接する部分に固定ガムを左右、絵の底の、家具と接する部分に
固定ガムを左右二箇所(1箇所でもOK)はりつけて鑑賞しやすい角度で設置します。
家具をゆすっても倒れないことを確認したらOK。
小物はおしゃれなものや飾れるものを厳選して絵の前のスペースに置くようにします。

残された小物はどこに?
それは知恵をしぼって収納しましょう。


   KAZARU_041017_GENKAN.JPG - 36,718BYTES

固定ガムで玄関の上もアートスペース

壁がコンクリート!

  

 

マンション流行のご時世ではこれが一番の悩みです。
道具を使って壁に取り付けるのでは
壁にピンを打ち付けて下げるというのが定石のようです。
しかし基本的に重たい油絵の額縁がそれで支えられていたとしても
地震などには耐え切れない。そんな不安を抱えながらでは
せっかくの潤いある豊かな生活も楽しめません。

そこで賃貸に限らずおすすめなのがイーゼルです。
あまり急な角度で立てず、しかも裏側をワイヤーなどで
壁や重い植木鉢・家具などに固定していれば
イーゼルごと倒れることはありません。
イーゼルから絵が落下するのを防ぐには
パソコンや家電を固定する固定ガム(引越し屋さんの宣伝でよくでてきますね)が
役立ちます。
イーゼル15000円くらい、ガムが3000円くらいだと18000円で手軽です。
人を頼んだりかなづちやドリルで穴をあけたり
失敗を気にすることもありません。引越しや模様替えをよくするひとに
お勧めの方法です。





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